寝屋川市の事件、亡くなられた教職員の方のご冥福をまずお祈りします。
そして、こういう痛ましい事件が再発しないよう、慎重に慎重を重ねて、危機管理対策を考えていくべきだと思います。都内R教学院小は、現在教員と在校生がタグを(ランドセルなどに)つけ、タグをつけていない者が敷地内に入ると直ちにセンサー(ブザー)が鳴り、校門脇の警備員が対応することになっています。ここまで設備投資しなくても、公立中でも、授業時間中は、校舎への出入り口を1ケ所にする(事務室で対応)ことで危険性はかなり減らすことができるはずです。新聞などで、「校門に施錠」にこだわった記事を見かけますが、校門脇に警備員室でも設けない限り、(校門での)不審者の侵入防止は不可能でしょう。
「教職員殺傷事件が起きた大阪府寝屋川市立中央小学校の坂根博一校長は14日午後7時すぎから記者会見。不審者侵入をチェックするため、防犯カメラが設置されていたものの、職員室にあるモニターは誰もチェックしていなかったことを明らかにした。
2001年の大阪教育大付属池田小児童殺傷事件後、同校には防犯カメラが設置された。モニターは職員室の教頭の机の脇にあったが、事件当時は校長、教頭いずれも出張中だった。また、警備員は配置していなかった。
同小学校の出入り口は3カ所あり、登下校の時間帯以外には、門のかんぬきを掛けておくことになっていた。しかし、事件当時は下校時間のため施錠されていなかった。「下校時に不審者が侵入することは想定していなかったのか」という記者の質問に、校長は「集団下校なので安全だと思っていた」と釈明した。」
(時事通信) - 2005年2月14日22時0分更新 |
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